早くも8月第一週聖日礼拝でした。2025.8/3

≪今週のみことば≫

「器を借りて来なさい。空の器を。それも、一つや二つではいけません。」列王記第二4章3節

本日の聖書箇所は、まことにエリヤの後継者エリシャらしい「神の奇跡」のところです。

.人のピンチ

当時、エリシャの周囲には、「預言者仲間」と呼ばれる預言者集団が存在していました。その仲間の妻の一人がエリシャのもとにやってきて叫んで言いました。「あなたのしもべである私の夫が死にました。ご存じのように、あなたのしもべは主を恐れていました。ところが債権者が来て、私の二人の子どもを自分の奴隷にしようとしています。」(1)まさに「人のピンチ」でした。

【エリシャもエリヤと同様に神の多くの奇跡に用いられたが、この事はそのまま彼らが仕えた時代が如何に霊的・社会的に厳しい時代であったかを示している。しかし主の御業は魂の救いに留まらず、社会領域においても発揮される。この箇所はエリヤの「ツァレファテでの奇跡」(列王記第一17・8-16)とイメージが重なる。主はエリシャを通し、厳しい時代の弱者である主の預言者の一家を経済的な危機から救い出すのである。】(『牧羊者』P33)

.神のチャンス

「何をしてあげようか。私に話しなさい。あなたには家の中に何があるのか。」とのエリシャの言葉に、この婦人はいかにも何もありませんとの強調のように、「ただ油の壺一つしかありません。」と答えるのでした。人の目からは、小さいものながら、神のみわざはまさに人が無きに等しいと考えるような小さなものを用いてなされていくのです。隣近所から「空の器を借りてくるように、それも一つや二つではいけません。」(3)とのエリシャの言葉。さらに「家に入ったら、あなたとあなたの子どもたちの背後の戸を閉めなさい。そしてすべての器に油を注ぎ入れなさい。」(4)このエリシャの言葉通りに3人は行いました。戸を閉めた家の中で、空の器に次々と油を注ぎ入れる!!神のみわざは、しばしば人の目から隠れた所で行われます。〈祈り、はその最たるものです〉婦人と2人の子どもたちは『神の偉大な働き』を、目のあたりにしつつ、あまりにも驚異的な事実に、目を見張ったことでしょう!空の器がなくなると油も止まりました。一体、どれほどの器を何個借り集めたのでしょう!?油を売って借金を返済し、なおかつ、3人は暮らしていったというのです!崇めるべきは、慈しみと奇跡の神ご自身のみです!

<お知らせ>

▶8/1(金)には、「今月のメッセージ」「8月のお祈り」「ヘッダー(スイートコーン)」が更新されています。

▶『愛と希望の祭典・四国』の準備も進められ、7/29(火)には香川では八栗シオン・キリスト教会に8名が集って「牧師プレビュー」の幸いな時が持たれました。いよいよ9月には各3回に亘って信徒の方々向けの「クリスチャンの生活と証コース」(カウンセラー養成コース)が四国四県で行われます。本大会に向けて多くのカウンセラーが備えられますよう、お祈り下さい!