〈祝福〉
「祝福せよとの命をわたしはうけた、すでに神が祝福されたものを、わたしは変えることができない。」 民数記23章20節
異邦モアブの王バラクが、預言者バラムにイスラエルの民をのろわせようと企てた一連の出来事から、イスラエルがいかに神の祝福の対象であるかを思い知らされます。エジプトから出てきた数多くの民をモアブは非常に恐れ、王バラクはバラムにのろわせようとしましたが、バラムはただ祝福するのみ。一度、二度、三度、四度と!バラムはただ忠実に神からのことばを語っただけでした。
実に神の民は、祝福の民です。信仰の父祖アブラハムも「祝福」との名が与えられ、その祝福は、イサク、ヤコブと受け継がれていきました。今このバラムの預言の中に、メシア預言が光りますー「ヤコブから一つの星が上り・・・・」(同24・17)ーこのキリストにあって、私たちもまた祝福の子らなのです(エペソ1・3)。神が祝福されるので、だれひとり私をのろえないのです。ハレルヤ!
小野淳子著「神と共に歩む日々」より