カレブ ヨシュア記14:6~12
「そこでその日、モーセは誓って、『あなたの足が踏み行く地は、必ず永久に、あなたとあなたの子孫の相続地となる。あなたが、私の神、主に従い通したからである。』と言いました。」(9節)
老いてなお盛ん。壮健な身体とともに、いえ、それ以上に壮健なたましいの輝きは何という魅力!若き日からの信仰の訓練がカレブをしてかくあらしめたことは間違いありません。従いゆくに霊力増して、との感を強くします。神の祝福のあふれみなぎるものをカレブの生涯の中に見ます。また、ひとたび語られた主の約束をみじんも疑わず忘れず、なおざりにせず、どこまでも信仰によって求め獲得していった姿は感服に値します。こうした信仰の勇士を持つ子孫の幸いは測りしれません。そして、どこまでも、主の臨在こそがすべてであることをどんな時も告白しつつ(12節)、主への完全信頼は昔もその時も変わりなかったのです。老いていくのが楽しみとさえ思わせるカレブの姿ではありませんか。
小野淳子著「神と共に歩む日々」より