- 第Ⅲアドベント礼拝でした。 2025年12月14日(日)
<今週のみことば> 「すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。」ヨハネの福音書1章9節
説教題: 『まことの光』 聖 書: ヨハネの福音書1章1~5、9~14節
11/30㈰の点灯式礼拝以来、教会のイルミネーションが毎夜17:00~22:00美しくきらめいています。教会だけでなく町中に「光」の世界が広がる季節です。
Ⅰ.いろいろな光
太陽、月、星など天体の光、昆虫からの光、電燈、電飾、電気の光、焚火や燃え木の光、燈台の光、サーチライトの光、今や光の洪水のような世界で、あって当たり前の光の世界ですが、人の眼には光が与えられ助けられますが、実は人の心や魂にまでは届き得ない光の数々に囲まれています。
Ⅱ.まことの光
1 その初め(父なる神)「神は仰せられた。『光、あれ』すると光があった。」(創世記1・3) 父なる神の創造によるまことの光の初めでした。
2 そのひとり子(子なる神)。「この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネ1・4,5) 使徒ヨハネは本日のテキストの中に、このひとり子イエス・キリストを「まことの光」として描いています。
3 「しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導いてくださいます。」(ヨハネ16・13)目には見えないお方、キリストの霊といわれる御霊なるお方からの光こそが、すべての人の心、魂を照らす唯一の光です。
こうした三位一体の神のお働きにより、心の内の罪が示され、赦され、清められ、清い者とされ、神を見つつ永遠に生かされるのです。キリストの光に照らされた人々の実話として『戦争をやめた人たち』という絵本(あすなろ書房 鈴木まもる)が出版されました。以下『牧羊者』P.68の解説より。【今、世界のあちこちでまた戦争が起きてしまいましたが、今から111年前、1914年第一次世界大戦中のことでした。あるところでドイツの兵隊たちとイギリスの兵隊たちが戦っていました。一日の戦いが終った夜、ドイツ軍の方から「きよしこの夜」が聞こえてきました。その日はクリスマス・イブだったのです。言葉は違ってもメロディーは同じです。するとイギリス軍の方もそれに合わせて歌い始めました。するとドイツ軍の方から拍手がありました。続いて、「もろびとこぞりて」も歌いました。やがてドイツ軍とイギリス軍の方から一人ずつ兵隊がゆっくり両手を挙げて近づいていき、二人は握手をしました。そして「メリー・クリスマス」と言いました。その後、ドイツ軍の兵隊たちとイギリス軍の兵隊たちは一緒に食事をしたり、サッカーをしたりしました。国と国との戦争はその後も続きましたが、その人達はそのクリスマスの日、戦争をやめたのです。暗闇の心を、イエス様の光が照らしたのです!】ハレルヤ!
<お知らせ>
▷ アドベントクランツのキャンドルに3本の光がともりました。いよいよ次週は4本となりクリスマスです。
▷本日は、私たちの教会では大切な「臨時総会」が礼拝に続いて行われます。新会堂候補地3件の中から投票により2/3以上の賛成のある地が選ばれ、決定されることになります。「神のみこころ」が成りますように祈り、この日を迎えました。祝福をお祈り下さい。
