- 暑くなりました。 2025.6/22(日)
≪今週のみ言葉≫ 「突然、天からの光が彼の周りを照らした。」使徒の働き9章3節
説教題:『天からの光』 聖 書:使徒の働き9章1~19節
今年の私たちの教会の新約のみことばは、また、「使徒の働き」全体の中心聖句でもあります。著者ルカは、このみ言葉に沿って筆を進めています。「エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで」(1・8)「エルサレム宣教」は6章7節、そして「ユダヤとサマリアの全土」は9章31節で、まさに本日のテキストより大迫害者サウロの大回心をもって成就していきます。
Ⅰ.迫害者サウロに現れたイエス ダマスコにいる主の弟子たちを殺害しようと、息はずませて道を進むサウロの周りを、突然、天からの光が照らし、彼は地に倒れて、自分に語りかける声を聞きました。「サウロ、サウロ、なぜわたしを迫害するのか」(4)。「わたしはあなたが迫害しているイエスである」(5)。立ち上がって町に入るように言われたものの、見えない。手を引かれてダマスコに入り、三日間、目も見えず断食でした。その暗黒の中でサウロの魂には天からの光が射し、イエスの方に見事に回心したということです!
Ⅱ.迫害者サウロのための祈り ダマスコにいたアナニアという名の弟子に主は幻の中で語られました。「立って、『まっすぐ』と呼ばれる通りに行き、ユダの家にいるサウロという名のタルソ人を訪ねなさい。彼はそこで祈っています(11)。アナニアはサウロがどんな人で何をしてきたかを語りますが、主は言われました。「行きなさい。あの人はわたしの名を異邦人、王たち、イスラエルの子らの前に運ぶ、わたしの選びの器です。彼がわたしの名のために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示します」(15,16)。そう言われてアナニアは出かけて行き、サウロの上に手を置いて言いました。「兄弟サウロ。あなたが来る途中であなたに現れた主イエスが私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」(17)その瞬間!「するとただちに、サウロの目から鱗のような物が落ちて、目が見えるようになった。」(18)のでした。そこで彼はバプテスマを受け、食事をして元気になり、数日後ただちに諸会堂で、「この方こそ神の子です」とイエスのことを宣べ伝え始めた(20)というのですから!人々の驚きはいかばかりだったことでしょう!『牧羊者』p.74に映画「炎のランナー」のことが記されています。これは実話です。1924年パリ オリンピック400mで金メダルをとった英国選手エリック・リデルのその後の感動の実話です。彼は後に中国宣教師となり、第二次世界大戦下、日本軍の収容所に入れられました。そこで何人かの少年兵のためのバイブル・クラスを開いていた中に、スティーブン・メティカフという14才の少年がいました。「自分の敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」(マタイ5・44)と聞いて、「敵である日本兵のために祈れるわけがない」と言うと、エリックは「敵のために祈り始めるなら、あなたは神中心の人になる」と教えました。祈りは少年の心を変えました。脳腫瘍でエリックは41才で葬られました。8人で土葬をする中、スティーブン少年は日本への宣教師にと決意し、40年間東北の地で福音を伝えました。『闇に輝くともしびを継いで』という自著を世に出しています。<祈りは世界を変える>と言われますが、<祈りは、自分を変え、自分が世界を変える>ことの大きな感動の証しです。
<お知らせ>
▶6月も終わりに近づきました。あと8日で2025年の半分が終ろうとしています。恵の半年を振り返り感謝し、後半は夏から秋にかけての「聖会」の霊の恵みに備えます。
▶続いて基本集会である礼拝と祈祷会に贖われた一人ひとりが励むことが出来ますように!新しい方々の参加、リバイブされる方々も起されていきますように、なお祈りたく願います。
▶特に幼い魂、若い魂が導かれ、育てられていき、神の国の働きのために備えられてほしいものです。祈るのみです!