2026.5/3㈰

説教題 「とこしえの愛」  聖書 1ヨハネ4:14~19、エレミヤ31:3

「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。恐れには罰が伴い、恐れる者は、愛において全きものとなっていないのです。」

                         (ヨハネの手紙第一4:18)  

人の恐れ

 私たちの心の深みには“恐れ”があり、時に私たちを支配します。私たちは様々なものを恐れますが、特に「将来」を恐れます。世界の状況、災害や社会変化、さらには病気、貧乏、人間関係等を恐れ、また死を恐れます。今は、何とか元気で安心、安定していても、それらがやがて崩れていくかもしれないという不安がまといつくのです。また、私たちは人を恐れ、他人の目や人のことばを気にし、自分の評価を失うことを恐れます。

今は、時代の先が見えない時です。誰もが心に“漠然とした不安”を持って生きているのです。 しかし、神の愛は「恐れ」を締め出します。「愛には恐れがない。完全な愛は、恐れを締め出します。」(1ヨハネ4:18) 人の恐れは、この神の愛を知らないか、知っていても、心が神の愛に満たされていないからです。

とこしえの愛  

 「主は遠くから私に現れた。『永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。それゆえに、わたしはあなたに真実の愛を尽くし続けた。」

(エレミヤ31:3) 

 世の神々は “良いことをしたら良い報いを与え、悪いことをしたら罰を与える”という教えで、どこまでもギブ・アンド・テイクの神です。このような神の前では、私たちは良い時はいいのですが、罪を犯し失敗をしたら、たちまち罰と裁きを受けなければなりません。 弱く罪深い人間である私たちは、このような神々の前にいつも恐れを持ち、びくびくしながら生きていくほかありません。しかし、聖書の神、イスラエルの神、私たちの神は、「聖い、義しい神」ですが、それ以上に「愛と慈しみに満ちた神」です。 そして、罪を認め、悔い改めて神に立ち返ることを何よりも喜ばれるお方です。さらに、その神の愛に立ち返り、愛にとどまる者は決して見捨てることも見放すこともなく、約束の愛と慈しみを、いつも、いつまでも変わることなく注いでくださるのです。

 このように、「わたしは、あなたに永遠の愛、真実の愛を尽くし続けた」と言われる神ご自身の愛の告白に日々深く信頼し、一切の恐れを取り除かれ、お応えしていく者とされましょう