3月最初の聖日でした。  2025.3/2(日)

≪今週のみ言葉≫  

 「求めなさい。そうすれば与えられます。」  ルカの福音書11章9

説教題:『熱心に祈ろう』       聖書:ルカの福音書11章1~13

異邦人宛のルカの福音書の中、さらにもう一書、使徒の働きを記したルカの筆の特徴は ①賛美 ②祈り ③聖霊 これら三つが重要視されるべく記されています。口語訳での「使徒行伝」は「祈り行伝」「聖霊行伝」とさえ言われました。ルカの福音書で本日のテキストと共に、ルカ18・1~8にも「祈るべきたとえ」として一人のやもめのことが記されています。本日は5~13節を味わうことにします。

 .しつこく求めなさい。 ある人が真夜中に友人のところに行き、次のように頼んだとします。「友よ、パンを三つ貸してくれないか。友人が旅の途中、私のところに来たのだが、出してやるものがないのだ。」と。するとその友人はこう答えるでしょう。「面倒をかけないでほしい。もう戸を閉めてしまったし、子どもたちも私と一緒に床に入っている。起きて、何かをあげることはできない。」真夜中のことでしたから考えてみれば非常識な要求でした。しかし、主イエスのたとえの締めくくりは8節です。「この人は、友だちだからというだけでは、起きて何かをあげることはしないでしょう。しかし、友だちのしつこさのゆえなら起き上がり、必要なものを何でもあげるでしょう。」(8) パンを与えてくれるまで、この友人はしつこく熱心に求め続けたということです。家の中の友人が「うるさくて仕方ない!」と、仕方なく起きて必要なパンを三つ貸してあげたということです。

 .必ず最良が与えられます。 締めくくりの続きが9節と10節です。「求めなさい。そうすれば与えられます。探しなさい。そうすれば見出します。たたきなさい。そうすれば開かれます。」(9)「だれでも、求める者は手に入れ、探す者は見出し、たたく者には開かれます。」(10) 続く11~13節は、まことに説得力あふれる主イエスのお言葉ではないでしょうか。肉親の父親でさえ、子どもが魚を求めているのに、魚の代わりに蛇を与えるようなことはしないでしょうし、卵を求めているのに、サソリを与えるような父親もいないでしょう。「ですから、あなたがたは悪い者ではあっても、自分の子どもたちには良いものと与えることを知っています。それならなおのこと、天の父はご自分に求める者たちに聖霊を与えてくださいます。」(13) 即ち、天の父は求める者たちに《最善最良の賜物である聖霊》を与えて下さいますとの約束です。入信の初期、信仰の先輩たちが《見るまで得るまで祈る》と言いつつ、熱く祈り抜いておられました。神様も、また今、周囲のクリスチャンの友人も、未信者の方々もこのような「熱祷者」を必要としておられるのではないでしょうか!

 

    <お知らせ> 

▶2月が逃げ、3月を迎えました。「今月のメッセージ」「今月のお祈り」「ヘッダー(さざんか)」が更新されています。

▶3/5(水・灰の水曜日)~4/19(土・イースター前日)が今年のレント(受難節)です。悔い改めの心を持って、主の十字架のお苦しみを偲びつつ過ごさせて頂きましょう。

▶3/20㈭㈷には、福岡より村上信理兄をお迎えして、イースターに向けての楽しみなワークショップ(イースターエッグ作成や、メッセージ、賛美)が開かれます。全世代で楽しめます。会費は大人・中高生1,000円、小学生以下の子ども500円です。申込み要です。今から楽しみのお祈りしています。